こんにちは、伊賀の頭痛治療家 今谷です。
今日は片頭痛と栄養の関係をお話します。
片頭痛と栄養は密接な関係にあります。
食習慣が原因になっている人も少なからずいます。
誘因のところで特定の食べ物や空腹、低血糖で
頭痛が悪くなる人がいます。
また、肥満も頭痛を悪くする原因の一つです。
空腹で悪くなる人は食事回数を増やすとよくなったり、
肥満が原因になっている人は痩せることでよくなったりもします。
続きまして治療に役立つ栄養のお話をします。
頭痛を良くすると言われている栄養は
ビタミンB2、葉酸、マグネシウムです。
実際、サプリメントや薬で補充するようになって
頭痛が激減した患者さんはいます。
ただ、ご自身でサプリメントを買ううえで
注意してもらいたい点が一つあります。
それは「飲んでいる栄養素は体の中で過剰になっても大丈夫なものなのか」です。
書いてある通りの量を飲んでいても過剰になってしまう人は少なからずいます。
ビタミンB2や葉酸については水溶性ビタミンといって
過剰に摂取してしまっても体に大きな害はないからいいのですが、
マグネシウムは過剰になると心電図異常や血圧低下が起こります。
若い人の腎臓であれば、マグネシウムが溜まってしまうのはレアなんですが、
腎臓が大丈夫な人でもサプリメントを始めてから採血してみると
異常な高値になっている人が時折います。
マグネシウムが頭痛に効く場合は
多くの場合は元々通常より低い方で効く場合が多いです。
試すなら、測ってみて低い場合をお勧めします。
同じように鉄が偏頭痛に効くという話を聞いたことがある人がいるかもしれません。
でも、これも正しくは
「鉄が下がっている偏頭痛の人」や「鉄欠乏性貧血がある偏頭痛の人」に
鉄が効く場合がある、です。
鉄が過剰になる状態もかなり怖い症状を引き起こしますので
自己判断で鉄を飲むのはあまりお勧めしません。
鉄が欠乏している偏頭痛の患者さんは頭痛が重症になったり、
治療が効きにくくなったりするというデータはあります。
実際、全然今まで予防療法が効かなかった偏頭痛の患者さんに
採血をしたら、鉄が低くて鉄を補ってあげたら、
今までが嘘のように良くなったというケースも時々あります。
貧血があると鉄を検査してみようかなってなりやすいですが、
貧血がない場合は鉄を測らないことも多いです。
予防治療が効きにくいときは
自分の食習慣・栄養のバランスに問題がないかと
自分がこれまでどんな検査をされているかを
一度確認してみることも大事です。
どうしても頭痛がつらい時は、伊賀の頭痛専門えがお整体院までお越しください。