こんにちは、伊賀の頭痛治療家の今谷です。

今回は頭痛薬を紹介します。

一言に頭痛薬といっても、市販で購入できるものから病院で処方されるものまで様々な種類があります。

タイプ別に分かりやすくまとめてみますね☆

1.ロキソプロフェンナトリウム製剤(第一類医薬品)

こちらはみなさんご存じロキソニンですね。

このタイプは鎮痛作用が高く第一類医薬品になるので、ドラッグストアで購入する場合は薬剤師の処方が必要になります(薬剤師が勤務している場所のみ)

以下の薬がこのタイプに含まれます

・ロキソニンS
・ロキソニンSプレミアム
・バファリンEX
など

2.非ピリン系鎮痛剤

ロキソニンやイブなどに含まれる【アセトアミノフェン】や【イブプロフェン】が非ピリン系鎮痛剤に分類されます。
*ロキソニンもここに含まれます

これらは痛みの原因物質であるプロスタグランジンの生成を防ぐ効果があります。

プロスタグランジンは胃の粘膜を保護する働きもあるので、ロキソニンなどを服用する際は胃痛などの副作用に注意が必要です。なるべく胃の負担を減らすために食後に服用しましょう。

アセトアミノフェンにはプロスタグランジンの生成を抑える働きはほとんどないため抗炎症作用は非常に弱いですが胃の負担が少ないという特徴があります。

以下の薬がこのタイプに含まれます

・ルミフェン
・リングルアイビー
・イブクイック
・バファリンプレミアム
・タイレノールA
・ウイルクエストⅠ Pa
・ノーシンアイ
など

・ピリン系鎮痛剤

市販薬に使用されているピリン系の鎮痛成分はイソプロピルアンチピリンだけで、これはピリン系成分の中でも特に安全性の高いものとなっています。

高い鎮痛作用がメリットとなるピリン系鎮痛剤ですが、非ピリン系鎮痛剤と比べると薬剤アレルギーを起こす可能性が高いためアレルギー体質の方には注意が必要になります。

以下の薬がこのタイプに含まれます

・セデスハイ
・サリドンWi
・セミドン顆粒
など

トリプタン系

トリプタン系は、病院にて偏頭痛の治療を目的として処方される薬剤です。

これらは3カ月以上継続して服用することで薬物乱用性頭痛につながりやすいと言われています。1ヶ月で10日未満の服用に抑えましょう。

以下の薬がこのタイプに含まれます。

・スマトリプタン(イミグラン)
・ゾルミトリプタン(ゾーミッグ)
・エレトリプタン(レルパックス)
・リザトリプタン(マクサルト)
・ナラトリプタン(アマージ)

・漢方薬

鎮痛剤としてのイメージが少ない漢方薬ですが、頭痛に使用できる漢方薬もあります。

頭痛の原因と薬がしっかり一致すると劇的な効果を発揮します。冷え性や肩こり、むくみ等の症状を併発している人は検討してみる価値があります。

体質から大きく外れている場合は効果が出なかったり逆効果になってしまうこともあるので、分からない場合は薬剤師に聞きましょう。

緊張型頭痛は筋肉の緊張が原因で起きることが多いですが、葛根湯(かっこんとう)には筋肉の緊張をほぐす効果がありますので肩こりやそれらに伴う頭痛にも使用されます。

血管の拡張が原因で起きる片頭痛には血の巡りを改善する呉茱萸湯(ごしゅゆとう)が効果を発揮します。

子供の頭痛には注意が必要で、鎮痛剤には15歳未満は服用できないものが多いです。

その他にも副作用歴があったり、併用している薬剤や健康食品、嗜好品がある場合や妊婦、授乳婦の場合は鎮痛剤によって悪影響を及ぼす可能性があるため薬剤師に必ず相談してください。

頭痛薬を飲まなくていい生活を送りたい方は、頭痛専門えがお整体院までお越しください。